ホテル業界は未経験でもチャレンジできる?ホテルの職種や必要な経験を知っておこう

2024/03/27

未経験でもホテル業界に挑戦できるか不安に感じる人もいるでしょう。実際に未経験から就職して活躍している人は多いです。ホテルではフロントからハウスキーパーまで、多岐にわたる職種があります。他部門との連携やコミュニケーション能力など、必要なスキルがいくつかあります。本記事では、ホテルの職種、身につけておくと有利なスキルや資格などを合わせて紹介します。

ホテル業界は未経験でも就職可能?

結論から言うと、ホテル業界は未経験でも就職が可能です。
特別な資格がなくても就職できるので、「未経験だけど、ホテル業界で働きたい!」と考えている方もチャレンジしやすいでしょう。
ホテルはレベルの高い「おもてなし」を提供する場所です。
お客様に対するサービス提供だけではなく、他部門との連携も重要となります。
未経験からチャレンジ可能ですが、コミュニケーションスキルや協調性など重要視される項目がありますので参考にしてください。

ホテルの種類

ホテルの種類によって、サービス内容や顧客層が異なるので、はじめに特徴を知っておきましょう。
ここでは代表的なホテルの種類を3つ紹介します。

1.ビジネスホテル

ビジネスホテルは、主に出張の多いビジネスマンをターゲットに作られたホテルです。
シングル部屋が多く、交通の便が良い立地に建設されているのが特徴です。
また、ビジネス利用のお客様向けに、パソコンやプリンターなどの設備が充実している傾向にあります。
他のホテルと比べると宿泊料が抑えられている分、提供するサービスは最小限です。
そのため、対応する業務や職種も絞られることが多いです。

2.リゾートホテル

リゾートホテルは、テーマパークやスキー場など、リゾート地近くに作られたホテルです。
観光をメインにしており、家族や大人数向けの部屋が多くなっています。
サービス内容が豊富で、充実した設備があり、非日常感を味わえるラグジュアリーな内装や立地が特徴です。

3.シティホテル

シティホテルは、市街地にある大型ホテルで、ビジネスや観光など様々な目的で作られています。
幅広い用途で多様な人々に利用されているので、客室の種類が多く、設備も充実しています。
他にもレストランやエステなどを併設していることが多く、リゾートホテルと同様に、フルサービスを提供している傾向にあります。

ホテルの職種

続いて、ホテルの代表的な職種・主な役割について紹介します。
ホテルによって業務内容に違いがありますが、どの分野で活躍・キャリアアップをしていきたいのかを明確にするためにも知っておきましょう。

宿泊部門

宿泊部門は、お客様と接する機会が多く、ホテルの根幹ともいえる部署です。

 <業務例>

・フロント
チェックインやチェックアウトなど、様々な手続き対応を行う役割です。

・ベルスタッフ
お客様の荷物を持ち、フロントや客室まで案内する役割です。

・コンシェルジュ
お客様のリクエストに対して、可能な限り希望を叶える役割です。
観光地の案内やチケットの予約など、ニーズに対応できる柔軟さが必要となります。

・ハウスキーパー
客室の清掃や管理を担当する役割です。
お客様と直接顔を合わせる機会は少ないですが、ホテルの清潔感を印象づける重要な仕事を担っています。

宿泊部門の中でも、フロントは「ホテルの顔」とも言えます。
フロントの具体的な仕事内容については、以下の記事で詳しく紹介をしているので、参考にしてください。

CHECK!| ホテルのフロントに向いている人の特徴は?仕事内容や必要なスキルも解説!

 

料飲部門

料飲部門は、レストランでの接客やルームサービスなど飲食に関する仕事を担当しています。

 <業務例>

・ホールスタッフ
メニューの説明、ドリンクや料理の提供といった食事のサポートを担当する役割です。
食事の進み具合に合わせてサーブする視野の広さが必要です。レストランによっては、食器のセッティングマナーの知識が求められます。

・ルームサービス
客室からオーダーされた料理やドリンクを運ぶ役割です。
ホールスタッフが兼任している場合もあります。

・バーテンダー
バーで作ったドリンクを提供する役割で、豊富なお酒の知識を持っています。

・ソムリエ
料理の味や好みに合う最適なワインを選んで提供します。
ワインだけではなく、接客や料理に関する知識も必要です。

・調理スタッフ
レストランで提供する料理を作る役割です。
 

宴会部門

宴会部門では、結婚式やイベントなどの手配から準備、当日の対応を行う部署です。

<業務例>

・宴会サービス
会場設営から料理・ドリンクの提供など、宴会の運営をサポートします。

ブライダルコーディネーター
結婚式や披露宴をコーディネートして、特別な1日を演出する役割です。
 

管理部門

管理部門は、人事や総務・経理などホテルを支えるための仕事を担当しています。

  <業務例>

・広報
ホテルの魅力を知ってもらうために、テレビや雑誌などを活用した宣伝を担当しています。

・人事
スタッフの採用や教育、評価制度や人材配置などを担当しています。

・施設管理
お客様が快適に過ごせるように、空調やエレベーター、消防といった設備の管理や修繕を担当しています。

・支配人
ホテルの最高責任者で最も重要な役割です。
 

上記で挙げた職種は一部です。ホテルによって内容が違い、複数の役割を担う場合があります。

ホテルで働くために必要な経験・スキル

続いて、ホテルでは働くための必要な経験やスキルを紹介します。
求人情報に「未経験歓迎」と記載があれば、特別な経験やスキルは不要です。
ですが、異業種でもサービス関連職種の経験がある場合は、働く上で経験が活かされるでしょう。

サービス業や接客の経験

前職やアルバイトで接客などサービス業の経験があるなら、未経験でも評価されやすいです。
言葉遣いや立ち振る舞い、コミュニケーションスキルや協調性などが重宝されます。
ホテルでは様々な部門が関わっており、スタッフ全員でおもてなしをします。そのため、ホテルの業務は他部署との連携が必須です。
自分の仕事をこなすだけでは、お客様の満足度が下がり、最悪の場合クレームにつながる可能性があります。
常に力を合わせて業務を遂行するので、チームワークが必要となるサービス業の経験はアピールできるでしょう。

コミュニケーションレベルの語学力

ホテルに就業する場合は、コミュニケーションが可能なレベルの語学力を身につけていると、重宝されます。
近年、日本へ観光に訪れる外国人の割合は増加傾向です。
そのため、世界で最も使用されている英語や中国語に関するスキルは、未経験でも強みになります。
例えば、TOEICや英検を持っていると、ホテル未経験の場合もアピールポイントにつながります。

ホテルで働くなら英語は必要?

結論から言うと、英語が話せなくてもホテルで働くことは可能です。
英語が必須になるかどうかは、施設によって異なります。
例えば、観光地や都市部に位置するホテルは外国人観光客の利用が多く、英語の使用頻度が高いケースがあります。
一方で、宿泊に特化したホテルは、高い英語力が求められることは少ないでしょう。

まずは、希望するホテルで英語スキルが必要なのかを確認しておきましょう。
もちろん、英語が必須ではないところでも、英語スキルがあって損をすることはありません。
英語はプラスで評価されやすいスキルの一つであり、ホテル業界ではコミュニケーションスキルや協調性など他のスキルも重要視されています。
ホテルでの語学力に関しては、下記の内容も参考にしてください。

CHECK!| ホテルは英語ができないと働けない?ホテルで求められる語学力について解説

まとめ|ホテル業界は未経験でもチャレンジできる!

未経験からホテル業界へ就職することは可能です。中でも、サービス業や接客業の経験を持っているとチャレンジしやすいです。
さらに、近年外国人観光客が増加しているので、コミュニケーションが取れるレベルの語学力を持っていると力が発揮できるでしょう。

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