カンデオホテルズでは、年齢・性別・学歴・国籍などを一切不問とした採用を行なっています。
今回は、代表取締役会長兼社長の穂積 輝明さんと、店舗責任者を務めるアルパナ・マハルジャンさんの二人に、カンデオホテルズの文化や独自の取り組み、今後一緒に働きたい人の特徴などについて語り合ってもらいました。
PROFILE
穂積 輝明
学生時代は建築学を学ぶ。不動産開発企業にてアルバイトをし、学生時代から分譲マンションの企画設計の実務を経験。京都大学大学院工学研究科を修了後、同社に新卒で入社した。その後30歳で不動産投資会社に転職。社内ベンチャーとして出資を受け、2005年にカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントを創業。
アルパナ・マハルジャン
2007年9月来日。日本語学校に2年間通い、語学を習得した後、大学で4年間観光学を学ぶ。卒業後は、人のやる気を尊重するカンデオホテルズの風潮に魅力を感じ、入社。現在は、上野と大宮にある大型2店舗の店舗責任者を務めている。
「年齢・性別・学歴・国籍、一切不問」に込められたカンデオホテルズの想い
――カンデオホテルズの原点となる考え方について詳しく教えてください。
穂積：
カンデオホテルズでは、職歴、学歴、年齢、性別、国籍の5つは、後から変えられないものと定義しています。そうした5つのもので人を区別しないというのが創業以来の一貫した価値観です。
企業の多くは、高学歴で優秀な人を採用し、業績を上げていこうとするのが基本です。それももちろん経営戦略の1つです。
ですが私は、仲間のやる気や情熱にフォーカスした経営をしたいと思っています。当社のような企業が少ないからこそ、会社としての存在意義があると思っています。
カンデオホテルズに集まってくれる仲間は素晴らしい活躍を見せてくれているので、私の経営方針は間違っていないと確信しています。
入社後は、皆さんがどんどんチャレンジできる環境を用意しています。チャレンジすることで、一人ひとりの能力が高まり、報酬が上がるというサイクルを多くの仲間が掴んでほしいと強く願っています。アルパナさんは、まさにそのサイクルの中で大活躍してくれています。彼女みたいな仲間がどんどん増えていけばいいなと強く思っています。
アルパナ：
ありがとうございます。私が入社を決意した理由は、カンデオホテルズの学歴も職歴も不問で、とにかくやる気がある人を歓迎するという社風に惹かれたからです。
入社前に想像していた以上に、頑張った分だけ認めてもらえ、どんどん挑戦させてもらえる環境だと感じています。
カンデオホテルズでは、社員は全員対等な「パートナー」
穂積：
カンデオホテルズでは、一緒に働く仲間を、共同経営者の意味を持つ「パートナー」と呼んでいます。アルバイト、契約社員、正社員と雇用形態はそれぞれありますが、上下の序列などはなく、全員対等なパートナーです。
また、部長や課長などの役職もありません。アルパナさんのような店舗責任者は、仲間を支える存在として活躍してもらっています。
サービス業の会社では、現場と本社が二分されているような組織体制もよく見られますが、カンデオホテルズでは本社のことを「支援センター」と呼び、現場を近い距離感で支える役割と位置付けているんです。どのようなサポートがあれば、パートナーがお客様に対していきいきと向き合えるか、を重視しています。
アルパナ：
カンデオホテルズで働いていると、仲間をすごく大切にする会社だと実感するんです。自身も会社に大切にされていると感じますし、店舗責任者として現場で働くパートナーを守りたいと思っています。今後も、一人ひとりの強みを活かせる環境を作り、会社を一緒に成長していけるパートナーを増やしていきたいです。
私は現在、2店舗合わせて35名ほどのパートナーと一緒に働いています。パートナーの国籍はさまざまで、外国人と日本人の割合は半々ほど。日本のサービス水準は世界でもトップレベルなので、海外出身のパートナーも日本のサービス業が好きで入社してくれる方が多いですね。
向上心の強い方がどんどんチャレンジできる環境
穂積：
カンデオホテルズでは、一人ひとりが複数のスキルを持ち、さまざまな業務に対応できるような環境を整えています。例えば、フロント志望で入社してくれたパートナーも、希望があれば調理も担当できるというイメージです。他にも、接客がしたくて入社したけれど、数字に強いと分かれば、売上をメインに考える専門職に進むという選択肢もあります。
カンデオホテルズは、現場だけではなく、ホテルに関わる全ての仕事に対して、パートナーの強みやニーズがマッチした幅広い仕事に挑戦できる会社です。そういった意味でも、上下の序列もなく、業務の縦横の壁もない、非常に風通しのよい組織だと思っています。
私には、決まった組織図に仲間をはめていくという発想はありません。
アルパナ：
私が店舗責任者を担当している店舗でも、マルチに活躍しているパートナーが多いです。フロントを担当していたパートナーが朝食を担当したり、その逆もあったり。スキルがゼロの状態でも、さまざまな役割に挑戦できる環境があります。
入社当初はマルチに活躍するイメージを持てないというパートナーも、先輩パートナーの姿に刺激を受けて、挑戦しているパートナーが多い印象です。
私自身、入社当初は想像もできなかった店舗責任者というポジションへ挑戦する機会を与えてもらいました。「やりたい」と手を挙げても、なかなか挑戦させてもらえるまでに時間がかかる会社もあると思います。ただ、カンデオホテルズでは、手を挙げたら、信じて任せてくれる風潮がありますね。
穂積：
カンデオホテルズのパートナーはみんな向上心が強いんですよね。
カンデオホテルズのフィロソフィーに、「能力を未進行形でとらえる」という考え方があります。現在何ができるかではなく、3年後、5年後にどのように成長していくかを重視しているんです。未来から逆算し、このレベルの仕事を任せれば、成長してもらえるだろうなと考え、任せるようにしています。
実績がないから仕事を任せないというスタイルの会社も多くあると思います。カンデオホテルズでは、実績がないから任せないのではなく、任せないから実績が作れないという考えを持っています。当社では、先に人を信じて任せるので、挑戦したいという想いを持っている仲間はどんどん成長していきますね。
お互いを想いあえる仲間を歓迎します！
――今後、どのような方と一緒に働きたいですか？穂積：
チャレンジ精神を持っている方ですね。
カンデオホテルズのように、国籍も学歴も本当に不問！という会社は、世の中にあまりないと思うんです。求人票では学歴不問と書かれていても、幹部は高学歴な人が集まっている会社も多いですからね。
カンデオホテルズは、建前でなく本当に学歴や国籍は不問だと胸を張って言えます。人のやる気を買う会社なので、そうした環境で自分を試したい方や、今までなかなか成長のチャンスがなかったけど、実はもっと挑戦したい気持ちを持っている、向上心の高い方にはピッタリだと思います。
また、当社は仲間のために働く会社です。高い売上を目指すのも、仲間を守るためなんです。コロナ禍において、誰一人解雇せずに全員を守れたのも、従来から高収益体質だったからです。
反対に、仲間を差し置いてでも自分だけ出世して、給与を上げていきたいという方には、あまり向かない会社だと思っています。そうした価値観が合う方であれば、大歓迎です。
アルパナ：
何よりもまず、一緒に働く仲間のことを大事にしてくれる方と働きたいです。
自分の強みを活かして成長しつつ、会社の成長も一緒に考えてくれる方にぜひ入社していただきたいですね。
穂積：
カンデオホテルズでは、面接をする際、特に重視していることが3つあります。
1つ目は、相手の質問に的確に答えようとする基本的なコミュニケーション能力です。2つ目は、何か特定のジャンルで、面接する人に「数年後自分を追い抜くんだろうな」と思わせられる強みがある方。なぜなら、より抜きん出た才能を持つ方にご入社いただくことで、会社全体として発展していくことができると信じているからです。
3つ目は、「その方と一緒に仕事をしたい」と直感的に思えるかですね。
アルパナをはじめ、多くのパートナーに採用面接を担当してもらっています。「誰が見ても採用したくなるだろうな」という方にご入社いただいているので、面接を担当するパートナーにはしっかりと価値観が共有できていると感じています。
カンデオホテルズでは、ビジネスパーソンとしてのドライな関係というより、お互いを家族のように理解し合うことに力を入れています。一人ひとりの生い立ちや、どのようなパッションを持っているかという部分まで理解することで、本当の意味でその方に合った仕事を任せることができると考えているからです。
だからこそ、カンデオホテルズは、万人受けする会社ではないと思っています。例えば、安定志向で失敗したくない方、向上心のない方、「仕事は仕事、プライベートは別」と割り切る方には合わないかもしれません。そういった意味で、カンデオホテルズの人間関係はとても濃いです。
カンデオホテルズは、チャレンジ精神旺盛な方にとっては最適な環境です。ぜひお互いのニーズが合う仲間と出会い、入社していただきたいですね。
